京都駅の民泊・一棟貸し|新幹線の玄関口から、東寺と本願寺へ歩く

京都の旅は、たいてい京都駅から始まります。新幹線でも関西空港からでも、まずここに降り立つ玄関口。ガラスと鉄骨の巨大な駅ビル、その正面に立つ京都タワー、少し歩けば五重塔の東寺、東西に並ぶ本願寺——「新しい京都」と「千年の京都」が、駅を中心に半径わずか数百メートルに詰まっています。どこの観光地へ出るにも起点になる、移動に強いエリアです。

京都駅ビル——碁盤の目を映した、ガラスの谷

いまの京都駅ビルは4代目、1997年に開業しました。設計は建築家の原広司(梅田スカイビルも手がけた人物)。国際コンペで選ばれた案で、コンセプトは「文化の香りと躍動する街のメディア」。平安京の条坊制(碁盤の目)の発想を取り入れた、地上16階・地下3階の巨大建築です。

駅ビルの内部は、まるでガラスと鉄骨でできた谷のよう。中央にそびえる大階段は171段、高低差35メートルあり、夜には1万5千個のLEDで光の演出が行われます。屋根の上を渡る通路「空中径路(スカイウェイ)」は全長185メートル、地上45メートルの高さから駅の吹き抜けを見下ろせます。屋上の大空広場は高さ約60メートルの展望空間です。

「駅」というより一つの立体的な街です。到着したその日に荷物を置いて、まず駅ビルの上まで登ってみると、これから歩く京都の地形が一望できます。

京都タワー——ろうそくではなく、実は「灯台」

駅の正面にすっと立つ白い塔が京都タワー。1964年、東京オリンピックの年に開業しました。高さは地上131メートル、展望室は地上100メートルにあります。

この塔はよく「ろうそく」に例えられ、「お東さん(東本願寺)のろうそく」などと呼ばれますが、公式のモチーフは実は「灯台」です。海のない京都の街を照らす灯台、というわけです。「ろうそく」はあくまで観光ガイド由来の通称。また、高さ131メートルは当時の京都市の人口131万人にちなむ、ともいわれますが、これは確たる裏付けのある話ではありません。

構造も変わっていて、鉄骨を一切使わず、円筒形の外壁そのもので塔を支える「モノコック構造」でできています。建設当時は、古都の景観を損なうとして激しい賛否の論争を巻き起こした塔でもありました。いまでは駅前のランドマークとして、京都に着いたことを一目で知らせてくれる存在です。

東寺——日本一高い木造の塔がある、平安京の生き証人

京都駅から南西へ歩くと、五重塔がそびえる東寺(教王護国寺)があります。延暦15年(796年)、平安京を守る官寺として建立された寺で、平安京の伽藍がほぼ唯一現存する、たいへん貴重な場所です。弘仁14年(823年)、嵯峨天皇からこの寺を託された空海(弘法大師)が、真言密教の根本道場としました。

シンボルの五重塔は高さ約55メートル、木造の建造物としては日本一の高さです。落雷などで4度焼け、いま建つのは寛永21年(1644年)に徳川家光の寄進で再建された5代目で、国宝に指定されています。塔の初層内部では、心柱を大日如来に見立て、その周りを如来や菩薩の像が囲みます。

講堂に安置された立体曼荼羅も見どころです。21体の仏像を立体的に配置して密教の世界観を表したもので、空海の思想が「像の配置」として目の前に立ち上がります。東寺は世界遺産「古都京都の文化財」の一つ。駅から歩ける距離に、平安京そのものの残り香があります。

東本願寺・西本願寺——似て非なる、東西の大伽藍

京都駅の北側には、東本願寺と西本願寺という二つの巨大な寺が並んでいます。よく混同されますが、成り立ちも位置づけも違います。

もとは一つだった本願寺が東西に分かれたのは慶長7年(1602年)。徳川家康が教如に土地を寄進したことで、西(本願寺派)と東(大谷派)の二つの本山に分立しました。西本願寺(正式名・龍谷山本願寺)は、世界遺産「古都京都の文化財」に登録されており、御影堂・阿弥陀堂・唐門・飛雲閣などの国宝を擁します。

一方の東本願寺(正式名・真宗本廟)の御影堂は、東大寺の大仏殿を上回るともいわれる世界最大級の木造建築です(1895年再建)。ただし東本願寺は世界遺産ではありません——登録されているのは西本願寺だけです。ここは間違えやすいので、あえて記しておきます。東西どちらも京都駅から歩けるので、二つの大伽藍を見比べてみると、同じ宗派から分かれた建築の個性の違いがよくわかります。

梅小路——平安の小路の名が、水族館と鉄道博物館の街に

京都駅から西へ歩くと、梅小路(うめこうじ)という一帯があります。名前は古く、平安時代、桓武天皇が平安京を造ったときに設けた小路の名「梅小路」が起こりと伝わります。千年以上をまたいで、いまも地名として生きています。

この地が鉄道の街になったのは大正時代でした。1913年(大正2年)に貨物を扱う梅小路駅が、翌年には梅小路機関区が置かれ、蒸気機関車の一大拠点になります。扇形の車庫と転車台は、いまも保存されています。

その鉄道遺産を核にして、梅小路はいま家族連れでにぎわう街になりました。1995年開園の梅小路公園(約13.7ヘクタール)の中に、2012年開館の京都水族館と、2016年開館の京都鉄道博物館(日本最大級)が並びます。京都駅から徒歩圏で、小さなお子様連れのご家族が一日過ごせるエリアです。神社仏閣の京都とはまた違う、もう一つの京都の顔がここにあります。

京の食——だしとおばんざい、湯葉に受け継がれた千年の味

京都の魅力は、寺社や庭だけではありません。平安京の時代から千年以上、都として続いたこの街には、公家や武家、寺院の文化が育てた独自の食が根づいています。宮中の大饗料理、寺の精進料理、茶の湯の懐石料理、そして庶民の家庭料理——それらが幾重にも重なって、いまの京料理が生まれました。その土台にあるのが、昆布や鰹の「だし」を効かせた、素材の持ち味を活かす繊細な味づけです。

その京料理の家庭版がおばんざい。江戸時代に生まれた言葉で、四季折々の京野菜や乾物を使い、和え物・煮物・揚げびたしなど、素材の味を活かして仕上げます。祖母から母、母から娘へと受け継がれてきた、京都の日常の味です。京野菜そのものも、8世紀末に都が置かれて以来、各地から届いた野菜を改良して生まれた、この土地ならではの食材です。

寺の多い京都では、肉や魚を使わない精進料理も食文化の一つとして根づいています。旬の野菜や豆腐、そして湯葉(ゆば)を使った滋味豊かな料理で、湯葉は鎌倉時代の後期、留学僧が禅とともに大陸から持ち帰ったと伝わります。南禅寺や嵐山で親しまれる湯豆腐も、その流れをくむ京都らしい一品。京都駅からどの方面へも出やすいこのエリアに泊まれば、寺社めぐりの合間に、こうした京の味も楽しめます。

アクセス

新幹線(京都駅)エリア内が京都駅。到着してすぐ荷物を置けます
関西空港JR特急はるかで乗り換えなし
清水寺・祇園・東山市バス、またはJR・京阪で東山方面へ
嵐山JR嵯峨野線で嵯峨嵐山駅へ乗り換えなし
伏見稲荷・宇治JR奈良線で数分〜
大阪(梅田・なんば)JR京都線で乗り換えなし

京都駅はJR各線・近鉄・地下鉄が集まり、市バスの主要路線もここを起点にします。関西空港へも新幹線へも直結し、市内のどの観光地へ出るにも動きやすいため、荷物の多い到着日・出発日を挟む滞在にもっとも向くエリアです。

よくあるご質問

京都駅から近いですか?
このエリアのお部屋は京都駅を最寄りとするものが中心です。新幹線や空港からの到着日に荷物を置きやすい立地です。お部屋ごとの最寄駅と徒歩分数は各ページに記載しています。
関西空港からのアクセスは?
JR特急はるかで、乗り換えなしで京都駅まで来られます。
清水寺や嵐山など各観光地へ出やすいですか?
京都駅は市バスの主要路線とJR・地下鉄の起点で、市内のどの方面へも出やすい位置です。嵐山へはJR嵯峨野線で乗り換えなし、東山方面へは市バスや京阪でアクセスできます。
東寺や本願寺へは歩けますか?
東寺・東本願寺・西本願寺は、いずれも京都駅から徒歩圏です。営業時間や拝観時間は各寺の公式情報をご確認ください。
大阪への日帰りはしやすいですか?
JR京都線で大阪駅まで乗り換えなしです。京都に泊まって大阪へ日帰り、という組み立てもしやすいエリアです。
何名まで泊まれますか?
お部屋によって異なります。人数で絞り込んでお探しいただけます。グループやご家族向けのお部屋もあります。
キッチンはついていますか?
お部屋によって異なります。一棟貸しではキッチン付きのお部屋があります。設備は各お部屋のページでご確認ください。
荷物を預けられますか?
チェックイン前・チェックアウト後のお荷物の取り扱いはお部屋ごとに異なります。ご予約後にお送りするご案内をご確認ください。